日本観光振興協会は1日付で、「日本観光振興アカデミー」と「DMO推進室」を設立した。地域支援や日本版DMO(観光地域づくり推進法人)の後押しをする。
日観振はこれまで、シンポジウムや研修会など人材育成事業を実施してきたが、アカデミー設立を通して「体系的な人材育成に取り組み、地域への支援と観光立国実現を目指す」という。
具体的には、(1)地域の多様なニーズと課題に対応する人材育成メニューを「観光地域づくり研修なび」を通じて提示し、公募により地域で開催する(2)各分野における中核人材育成に向け、テーマごとに必要となる研修カリキュラムを策定、集合教育を実施する(3)専用サイトを開設し、アカデミーに関する一元的な情報の発信、提供を行う—などの事業を手掛ける。
また、DMO推進室はDMOの地域への「形成・導入」といった実践に向けて、自治体や観光協会、観光業界からの日本版DMOに関する照会・要望などにワンストップで対応する。
シンポジウムやセミナーなどを通じた普及啓発活動や動向調査などを実施し、DMO形成を支援していく。