東京の日本橋と銀座エリアで4日から、訪日外国人旅行者を主なターゲットとしたイベント「OH!江戸東京まつり」が始まった。11月3日まで、ガイド付きツアーや伝統文化、武道、芸能などに関するさまざまな体験イベントが実施され、江戸・東京の魅力を伝える。
主催は江戸街道プロジェクト実行委員会で、中央区や中央区観光協会が後援する。日本文化を広く海外に発信するとともに、観光消費や旧五街道沿いへの観光誘客を促進するのが狙い。
4日、日本橋三越本店で開かれたオープニングセレモニーには総合プロデューサーを務める演出家の宮本亜門さんや関東運輸局の藤田礼子局長、実行委の代表を務めるONSENガストロノミーツーリズム推進機構の本橋晴彦理事らが出席、イベントに期待した。
毎日3回実施されるガイドツアーは、中央区観光協会のガイドが通訳しながら日本橋や銀座、築地市場周辺の観光スポットを案内する。また、特設ステージを設け、「小笠原流弓馬術・流鏑馬(やぶさめ)」や江戸町火消の「木遣(きや)り・纏(まとい)振込・梯子(はしご)乗り」の実演を行う。
小笠原流礼法や茶道、能楽、歌舞伎、柔道、空手、邦楽、浮世絵など伝統文化や芸能、武道を家元や師範から直接教わる特別体験イベントも開催する。
フォトセッションには花魁や火消しなど、江戸文化を伝える人たちも参加