
キッズ旅館体験の様子
「女将さん体験」どうぞ
大学生に向けた出前講座「旅館の魅力発信事業」などに取り組む日本旅館協会関西支部連合会(会長=中田力也・ホテルシーモア社長)が、新たな魅力発信事業の実施に向け動き出した。着物を着て旅館の接客を学び、実践する「キッズ旅館体験」だ。日本旅館でのおもてなし体験を通し、旅館での思い出を作るとともに、より若い世代への旅館や日本文化の周知浸透につなげたい考えだ。
キッズ旅館は、旅館の魅力を発信する事業などを行う同連合会総務労務委員会(委員長=今津一也・ホテル金波楼社長)が次年度の本格実施を目指しているもの。就職活動を控えた大学生への魅力発信事業を実施する中で、旅館経験のない学生が多いことが分かってきたことから、子どもたちが旅館や日本文化に親しむ機会を増やし、将来の旅館のファン層や就職を希望する層の拡大にもつなげようと企画した。
子ども向け体験プログラムを多数ラインアップしているあわかん(兵庫県洲本市、上村早苗社長)が、「若女将・若旦那体験」と称して、独自の体験コンテンツをつくり昨年12月から提供を始めたことから、同12日、同館で会員の子どもを対象にしたトライアルを行った。
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