日本旅館協会中部支部連合会(加藤昌利会長=稲取銀水荘、327会員)の通常総会が9日、名古屋市のキャッスルプラザで開かれた。任期満了に伴う役員改選で加藤会長が退任して相談役に就き、新会長には金原貴氏(時わすれ開華亭、静岡県)が選出された。
新役員のうち役職変更、新任による就任者は、副会長・静岡県支部長に遠藤良一氏(羽衣ホテル)、副会長・福井県支部長に前田健二氏(芦原国際ホテル美松)、常任理事に小松原正貴氏(堂ケ島温泉ホテル、静岡県)、藤原喜巳男氏(若狭の宿若狭ふぐとカニのホテルせくみ屋、福井県)、理事に奥村隆司氏(べにや、福井県)。
今年度の事業計画では、協会本部の計画に連動した事業を推進するほか、中央日本総合観光機構、昇龍道プロジェクト推進協議会などへの参加を通じて国内外の観光客の誘致活動に取り組む。
通常総会では協会本部事務局が、会員施設の公式宿泊プランの直販を低い手数料率で支援する「DRS」事業について説明。中部経済産業局は、サービス等生産性向上IT導入支援事業の補助金について紹介した。
来賓としては、日本旅館協会の針谷了会長のほか、中部運輸局観光部の澤田孝秋部長、愛知県振興部観光局観光推進課の伊藤哲浩課長、名古屋市観光文化交流局観光交流部の近藤善紀部長、日本観光振興協会中部支部の西村哲治事務局長らが出席した。