日本旅行は2月25日、09年度(1〜12月)決算を発表した。子会社を含めた連結では、営業収益が前年比16.6%減の492億9千万円に落ち込んだことから、営業で21億7400万円の赤字(前年は11億3600万円の赤字)を計上した。減収は3年連続、営業赤字は2年連続。営業外収益などを含めた経常損益は12億4500万円の赤字(同9500万円の黒字)、法人税などを控除した最終損益は18億8100万円の赤字(同3億8300万円の赤字)となった。
日本旅行単体は、営業16億200万円、経常6億5700万円、最終10億6200万円の各赤字(前年は営業13億100万円、経常2億8100万円、最終3億6100万円の各赤字)。
単体の営業収益は前年比17.3%減の415億9700万円。このうち国内旅行は同14.5%減の277億5300万円。景気の悪化や新型インフルエンザの影響で大きく落ち込んだ。海外旅行は同23.3%減の121億6600万円。国際旅行は同13.0%減の10億6600万円。
10年度の業績予想は、連結で経常11億3千万円、最終7億2千万円の各黒字。営業収益502億円。単体で経常10億5千万円、最終8億3千万円の各黒字。営業収益427億円。