
日本旅行はこのほど、新しいカーボンオフセット付き旅行商品を発売した。旅行中、鉄道などから排出されるCO2を、「Jブルークレジット」と呼ばれるCO2の排出権購入によりオフセット(相殺)するもの。購入代金は大気中のCO2を吸収する海藻と藻場の保護などに充てられる。
JR西日本、松江市、松江観光協会、中国電力とともに構成される「松江市脱炭素先行地域推進協議会カーボンニュートラル観光タスクフォース」に参画、一般社団法人海と日本プロジェクトinしまねと連携して商品開発した。
商品は京阪神地区発、松江方面へのツアーで、代金にJブルークレジットの購入費が含まれる。松江市内の観光に便利な循環バス「ぐるっと松江レイクライン」の1日乗車券が2枚付くが、バス利用によるCO2排出も同商品でオフセットされる。
同社は森林保護のカーボンオフセット商品を販売しているが、藻場の保護を目的とした商品は今回が初。