日本修学旅行協会は、2022年度実施の修学旅行について全国の中学校、高等学校に調査を行った結果を抜粋した「教育旅行年報データブック2023」=写真=を12月1日に発行する。通常頒布価格千円(税込み、送料別)のところ800円で購入できる予約特価販売の申し込み受け付けをこのほど開始した。11月30日まで。
主な掲載内容は「新型コロナウイルス感染症の拡大がもたらした課題や問題点」「今後の国内修学旅行・海外教育旅行のあり方について」「22年度に実施された国内修学旅行の実態とまとめ(中学校、高等学校)」「22年度に実施された海外・訪日教育旅行の実態とまとめ(中学校、高等学校)」「修学旅行の歴史(年表)」。
同データによると中学校で22年度に国内修学旅行を実施した学校は全体の98.4%で、前年度の78.3%から回復した。また、重点を置いた活動は(1)歴史学習(2)自然・環境・科学学習(3)平和学習の順で、1、2位は不動だったものの、前年度5位の平和学習が3位に浮上している。
一方、高等学校で22年度に国内修学旅行を実施した学校は全体の98.4%で、前年度の54.1%から大きく回復した。また、重点を置いた活動は、前年度と同様に(1)歴史学習(2)自然・環境・科学学習(3)平和学習の順となっている。