需要の回復進む
観光庁が発表した宿泊旅行統計調査(第1次速報値)で、2022年11月の全国の宿泊施設における延べ宿泊者数は4570万人泊でコロナ前の19年同月比で8.0%減となった。内訳では、日本人延べ宿泊者数が観光支援策「全国旅行支援」などで宿泊需要が回復し、2カ月連続で19年比がプラスになった。外国人延べ宿泊者数も水際対策の大幅緩和でコロナ前の約4割を回復した。
日本人延べ宿泊者数は、19年同月比2.7%増、21年同月比13.9%増の4170万人泊となった。19年同月比の推移は、新型コロナウイルスの感染拡大以降、一時的にプラスになった21年12月の2.4%増を除くと、いずれもマイナスだったが、全国旅行支援がスタートした22年10月に5.9%増とプラスに転じていた。
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