観光庁が1月31日に発表した宿泊旅行統計調査(第1次速報値)の結果、2023年12月の全国の宿泊施設における延べ宿泊者数は5149万人泊で、22年同月比9.4%増、19年同月比9.3%増となった。内訳では、日本人延べ宿泊者数が19年同月比で3.7%増とコロナ前を超えたが、22年同月比は4.5%減となった。一方の外国人延べ宿泊者数は、訪日客数の回復に伴って19年同月比が32.2%増と高い伸び率を示した。
内訳は日本人延べ宿泊者数が3935万人泊、外国人延べ宿泊者数が1214万人泊。延べ宿泊者数全体では、4カ月連続で19年同月比がプラスとなった。
日本人延べ宿泊者数は、19年同月比が10月4.3%増、11月1.1%増、12月3.7%増と3カ月連続でプラスだったが、22年同月比は10月1.1%減、11月2.3%減、12月4.5%減と3カ月連続でマイナス。22年10月に始まった国の観光支援策「全国旅行支援」の影響とみられる。
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