
Point2307で開催された信州須坂マルシェ
S&T観光開発(長野県山ノ内町、斉須正男社長)が運営する長野県志賀高原にある「横手山・渋峠スキー場」。標高2307メートル地点には、リフトで上がることができる日本で一番高い場所に位置するテラス「2307満天ビューテラス」を設けているが、この7月22日には、新テラス「Point2307」をオープンした。
「信州須坂マルシェ」開催
Point2307で開催された信州須坂マルシェ
7月31日、8月1日にはpoint2307のオープンを記念して、同じく長野県須坂市(三木正夫市長)の名産品を販売する「信州須坂マルシェ」を開催。須坂市は果物が特産品とされており、桃、プルーンなどの果物や、市が開発したクラフトビール「信州須坂フルーツエール」などを販売した。
S&T観光開発と須坂市は、今後、観光連携を深めるとともに、長野商工会議所が事務局の「上信越ふるさと街道」を構成する、長野県の長野市、上田市、小諸市、中野市、飯山市、千曲市、山ノ内町、軽井沢町、小布施町、野沢温泉村などと、群馬県の草津町、嬬恋村、新潟県の上越市と連携し、広域周遊を促す。
須坂市では2023年度末までに、上信越道須坂長野東インターチェンジ北側に大規模な観光集客施設などが完成予定となっている。免税店や飲食店なども設置される予定で、「この大型複合施設を活用し、広域交流の促進を行い、交流地域全体の活性化に資したい」と三木市長。
また、三木市長は「今後、観光地が生き残るには体験型観光が重要になる」との認識を示す。市では現在、地元・農産物の収穫体験などに加え、市内各地に豊富に存在する有形・無形の文化財や、史跡、天然記念物といったあらゆる文化財に着目し、市全域を博物館と捉え、それらを通じて地域の文化を学ぶ「まるごと博物館構想」を推し進めている。
三木正夫市長
チラシ