日本サービス大賞、地方創生大臣賞に阿智村誘客促進協


国土交通大臣賞 星野リゾート

日本生産性本部は10月27日、東京都内のホテルで、顧客のニーズに応える優れたサービスを表彰する「日本サービス大賞」の表彰式を開いた。観光関係では、スタービレッジ阿智誘客促進協議会(長野県)が地方創生大臣賞、星野リゾート(同)が国土交通大臣賞を受賞した。

3回目となる今回は762件の応募の中から、日本サービス大賞委員会が審査し、総理大臣賞など30件を選んだ。出席した菅義偉首相は「ウィズコロナ時代の新しいサービスが求められる中、わが国の産業も世界市場をにらみ、ピンチをチャンスに変えるイノベーションへの期待が高まっている」と述べた。

地方創生大臣賞を受賞したスタービレッジ阿智誘客促進協議会(会長・熊谷秀樹阿智村長)は、阿智村で「満天の星」をテーマにしたロマンチック体験を提供するサービスを展開。

特に、(1)ゴンドラ乗車前から山頂での星空観賞・エンターテインメントまで、参加者が徹底的に感動体験を味わえるサービスを提供(2)村の人口の25倍に相当する年間16万人もの観光客を呼び込み、うち10~20代の若者が4割を占める―などが評価された。

表彰式には白沢裕次副会長(阿智昼神観光局社長)が出席、坂本哲志大臣から表彰状を受け取った=写真。熊谷会長は「日本一の星空の村として、より多くのお客さまに星空を楽しんでいただけるようこれからも取り組み、お客さまも住民も星空のように輝く村づくりを推進していく」とコメントしている。

このほか、イーグルバス(埼玉県)が「ICT(情報通信技術)と地域観光興しによる持続可能な交通まちづくり」で同賞を受賞した。

星野リゾートは、地域の魅力を掘り起こした新たな旅を創造する「ホスピタリティ・イノベーター」で国交大臣賞を受賞。ホテルスタッフが「魅力会議」という仕組みを通じて、シーズンごとに新たな旅の体験サービスを企画、提案していることなどが評価ポイントに。星野佳路代表は「旅館業をスタートさせ106年目を迎えた。今後は世界で通用するホテル運営会社になることを目標に、各地の魅力を掘り起こし、旅を楽しくする提案を発信する」とコメントした。

また、日本型モーテルチェーンを全国展開する旅籠屋(東京都)が優秀賞に選ばれた。

 

 
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