
日本コングレスコンベンションビューロー(JCCB、猪口邦子会長)は15日、2020年度通常総会をオンラインで開催した=写真。日本政府観光局(JNTO)会議室に会長、監事、事務局のみが集まり、ウェブ会議システムZoomで実施した。
19年度事業報告では、商談会形式の「第29回国際MICEエキスポ(IME2020)」を2月26日に東京国際フォーラムで、新型コロナ感染防止対策を徹底した上で実施したことなどを報告。具体的には、会場入り口2カ所への赤外線サーモグラフィ設置、会場入り口と会場内24カ所へのアルコール消毒液の設置、セラー・バイヤー全員の問診票提出とマスク着用の徹底、看護師1人の待機を実施。濃厚接触を回避するために中止したネットワーキング交流会のアフターフォローとして、あらかじめ個人情報の開示を承諾したバイヤー157人のリストを全セラーに後日送付した。
20年度事業計画では、「IME2021」の開催について、「2021年2月24日に東京国際フォーラムでの開催を現在予定しているが、ウイルス感染予防対策が今後も必要とされる可能性が高いため、オンライン導入の可能性も含め、安全かつ効率的効果的な開催方式を検討していく」とした。
20年度の年会費については、8万円から6万円に減額し、収入減は繰越金で補うことを決めた。