ダボス会議の開催などで知られる世界経済フォーラム(本部・ジュネーブ)は6日、2015年の国・地域別の「旅行・観光競争力ランキング」を発表した。141カ国・地域のうち日本は9位となり、初めてトップ10入りし、アジアで首位だった。
観光資源や交通インフラ、旅行環境など14分野約90項目について評価し、競争力をランク付けした。
日本の順位は11年の22位、13年の14位から上昇した。日本は、客の接遇や鉄道インフラで1位だったほか、衛生、安全、文化的な観光資源などの項目で評価が高かった。
日本以外のトップ10は、1位スペイン、2位フランス、3位ドイツ、4位米国、5位英国、6位スイス、7位豪州、8位イタリア、10位カナダだった。
日本、豪州以外のアジア・太平洋の上位は、11位シンガポール、13位香港、16位ニュージーランド、17位中国、25位マレーシア、29位韓国、32位台湾、35位タイなど。