日本旅行協定旅館ホテル連盟(日旅連、根津文博会長=北海道・御園ホテル)は11日、東京のホテルメトロポリタンエドモントで今年度営業推進委員会(新谷尚樹代表委員=岐阜県・高山グリーンホテル)を開き、来年度の同委員会の活動方針を協議した。
来年度は、会社の宿泊券増売に寄与できる活動をテーマに、新しい観光素材の発掘や、宿泊アンケートをもとにした会員施設のレベルアップ、日本旅行の国内新システムの積極的活用を継続推進する。
委員会内の3つの小委員会がそれぞれの今年度活動を総括、来年度事業方針を討議した。
観光素材研究委員会は、国内各地で新しい観光素材の発掘、会社への提案による商品化を進めており、今年度は全国12支部連合会から78件の新観光素材の提案があった。このうち28の素材が商品化・情報化されている。来年度も観光素材の発掘事業を継続し、特に日本旅行の重点取り組みのひとつ、団体営業に寄与するため、一般団体、教育旅行団体向けの素材発掘を目指す。
品質向上委員会は、日本旅行の宿泊アンケートの結果をもとに、会員施設のレベルアップを図る。アンケートは連盟の意見を踏まえ、会員各施設の改善点が明らかになるよう工夫されており、これを積極活用する。
システム活用推進委員会は、日本旅行の宿泊予約サイト「宿ぷらざ」での販売強化に向けて、宿泊と地域のB級グルメをセットにした新商品を開発したが、来年度も同事業を継続、設定エリアの拡大を図る。また、日本旅行が稼働を始めた国内新システムを有効活用するための会員向けの講習を推進する。