日本旅行協定旅館ホテル連盟(日旅連、桑島繁行会長=北海道・知床グランドホテル北こぶし)は7月28日、マレーシア・クアラルンプールで現地旅行会社との商談会を行った=写真。日旅連から16施設、マレーシアから20社、33人が参加。1対1の商談と、日本の観光モデルコースを説明するセミナーを行った。
日旅連は毎年台湾で現地旅行会社との商談会を行っているが、マレーシアでは初めて。連盟の“アジア戦略”の一環として、9月に「マレーシア旅行博MATTA Fair」が開かれるクアラルンプールで、同博に先駆けて行った。
事業は日旅連営業推進委員会のインバウンド部会が中心となり推進。セミナーでは同部会の山本剛史部会長(群馬県・㐂びの宿高松)の主催者あいさつに続き、日旅連12支部連合会ごとの観光モデルコースを現地スタッフが説明。
引き続き日旅連の各施設とマレーシアの旅行会社が1対1形式の商談を行った。
「マレーシアの旅行会社が日本の旅館と直接商談をするのは初めてではないか」(日旅連)。参加した旅行会社からは「日本の観光はこれまでゴールデンルートがメインだったが、もっと幅広く売っていきたい」との声が多く聞かれた。
日旅連は今後もインバウンド事業をさらに深度化して進める方針という。