日本体育大学(松浪健四郎理事長、具志堅幸司学長)は3日、東京の同大学世田谷キャンパス記念講堂で「二階俊博日本体育大学名誉博士称号授与式」を開いた。
国会議員、校友会、教職員など多くの関係者が出席。二階自民党幹事長(全国旅行業協会会長)に具志堅学長が学位、松浪理事長が記念品を贈ったほか、平昌オリンピック金メダリストの高木美帆さん(同大研究科助手)も花束を贈った。
具志堅学長は「観光立国の政策を打ち立て、東京オリンピックの招致はもちろん、観光庁、スポーツ庁の設置に向け指導的役割を担ってきた。一方、国連においては世界津波の日を制定させ、青少年への命の尊さを訴え続けている多大な功績に対して顕彰する」と式辞を述べ、二階氏の功績をたたえた。
二階氏は「東京五輪・パラリンピックでは、日体大への期待と役割は高まる一方だ。観光とスポーツは平和でなければできないということをこれまでも訴えてきた。この理念・哲学を互いに貫徹し、明るい世界平和の実現のため微力ながら今後も努力を続けていく」と感謝の意を述べた。
授与式後には二階氏の地元、和歌山県のみなべ町から贈られた「南高梅」を記念植樹した。日体大が政治家に名誉博士を授与するのは森喜朗元首相に次いで2人目となる。