日中国交正常化35周年記念交流事業を締めくくる交流会が8日、中国・北京市の人民大会堂で開かれた=写真。国土交通省と中国国家旅游局の主催。日本側は冬柴鐵三・国土交通・観光立国担当相、二階俊博・自民党総務会長をはじめ約150人、中国側は邵偉・国家旅游局長ら約250人が出席。両国の関係者が一堂に会し、相互訪問の成果などを確認した。
日本側は、「日中関係を発展させる議員の会」から二階氏のほか、愛知和男・自民党観光特別委員長ら。御手洗冨士夫・日本経済団体連合会会長をはじめ、旅行業、運輸の企業トップらも多数参加した。文化界からは新日中友好21世紀委員会委員で作家の石川好氏、タレントのみのもんた氏らが出席した。
交流会では、冬柴大臣、邵局長らが交流の成果を強調。両国政府は今回の交流事業に貢献した観光、運輸の関係者などに記念のトロフィーを贈った。
35周年の交流事業では、日本からの訪中団が合計で約2万4700人に上った。団体や自治体、企業などが、直行便が就航している中国19都市を訪ね、交流事業を繰り広げた。中国からも約1万2千人が訪日。双方の交流規模は3万人を超え、当初の計画を上回った。