日本観光旅館連盟(近兼孝休会長)と国際観光旅館連盟(佐藤義正会長)が新設合併により設立する新法人の名称は、「日本旅館協会」となる見通しだ。両団体からの発表はないが、近く締結する新設合併契約に盛り込むとみられる。新法人の設立は今年10月1日を目標にしている。
日観連、国観連は、新法人の名称、定款などを定め、近く新設合併契約を締結する。契約締結についてはそれぞれの総会で会員の承認を得る。今年度の総会は、国観連が6月21日、日観連が翌日の22日、いずれも東京都内のホテルで開かれる。
新設合併契約の締結を総会で承認した後は、内閣府への申請などを準備し、債権者の保護に必要な期間を経た上で合併する。10月1日に新法人を発足させる場合、9月30日に両団体は消滅することになる。
両団体の合併は2011年度の総会でそれぞれに承認された。当初は今年4月の新法人設立を目指していたが、スケジュールが遅れている。