日本旅館協会東北支部連合会はこのほど、宿泊実態調査の7月の結果をまとめた=表。会員旅館100軒が回答。新型コロナウイルスの影響で東北6県合計の宿泊人員は前年同月比45.2%減、売り上げは同40.5%減となった。前年同月比の減少率は5月を底に改善が見られ、縮小しているが、本格的な回復には至っていない。
宿泊人員の月別の前年同月比は、政府の緊急事態宣言の発表や解除、都道府県をまたぐ移動の自粛要請の解除などの動きに伴って、4月が92.0%減、5月が96.1%減、6月が77.6%減で推移し、7月は45.2%減と下げ幅が縮小した。
7月は「海の日」「スポーツの日」で4連休があったほか、県による県民対象の県内旅行の割引事業などが地域それぞれに実施された。7月22日には政府のGo Toトラベル事業も始まった。