
日本旅館協会東北支部連合会はこのほど、宿泊実態調査の6月の結果をまとめた=表。対象施設105軒のうち103軒が回答。東北6県合計の宿泊人員は前年同月比45.8%増だったが、2019年同月比では67.8%減とコロナ禍前比では厳しい状況が続いている。
6月は新型コロナの影響でイベントや祭りなど催事の中止が相次ぎ、域内の人流が停滞。稼働を抑えながら営業する会員施設が多く、夏休みの予約の入り具合も鈍い、との回答が多かった。夏休みを前に、福島県では県民向け宿泊割引キャンペーンの開始が延期されたが、7月22日からの4連休の予約は好調と回答した施設もあり、夏休みやお盆、秋以降に向け、少しずつ動き始めた地域も見られた。