
日本旅館協会東北支部連合会はこのほど、宿泊実態調査の2月の結果をまとめた=表。対象施設105軒のうち101軒が回答。東北6県合計の宿泊人員は前年同月比71.1%減、売り上げは同58.2%減となった。宿泊人員、売り上げのいずれも、前年同月比減となった。
宿泊人員の月別の前年同月比は、9月が20.8%減、10月は7.8%減、11月は7.4%減と回復していたが、12月は34.7%減、1月は72.3%減と減少幅が大きくなり、2月も前月と同程度の減少幅となった。
売り上げの月別の前年同月比は、10月の同3.0%減から、11月は同0.9%増と、増加に転じたが、12月は同24.4%減と減少に転じ、1月は57.6%減と減少幅が大きくなり、2月も前月と同程度の減少幅となった。
2月は緊急事態宣言とGo Toトラベルキャンペーン停止措置が継続し、宮城、福島県沖で地震が発生するなどして、前月に続き人の流入が鈍化、休館措置を取る会員施設があった。一方で、緊急事態宣言解除を見据えながら、各自治体が実施する宿泊キャンペーンなどを誘客に生かした会員施設も見られた。