旅館・ホテルの景気DI 連続悪化も高水準 51業種別2位に

  • 2023年7月20日

 帝国データバンクが5日に公表した景気動向調査の今年6月分で、旅館・ホテルの景気DI(0~100、50が判断の分かれ目)は前月比4.7ポイント減の55.1。2カ月連続で悪化も、全51業種中で情報サービス(56.8)に次ぐ2位と高水準となった。

 旅館・ホテルのDIは、全国旅行支援が始まった昨年10月に53.3と、前月の37.4から急上昇。以降、判断の分かれ目の50前後を続け、今年4月は62.1と同調査史上最高となった。

 全業種計は前月比0.4ポイント減の45.0と、5カ月ぶりに悪化。「景気は長引く人手不足やインフレ傾向などがマイナス要因となり、回復傾向が一時的にストップした」(同調査)。

 10の業界別では、7業界が悪化した。このうち運輸・倉庫は1.2ポイント減の42.2と、4カ月ぶりに悪化。燃料費の高騰や人材確保に苦戦する企業が見られるも、結婚式や懇親会の復活、インバウンドの増加でタクシー利用が徐々に増えているなどの指摘もあった。

 サービスは前月から横ばいの51.6。旅館・ホテルのほか、飲食店、リース・賃貸、人材派遣・紹介など15業種中7業種が判断の分かれ目の50を突破した。

 全国10地域別では、7地域が悪化。改善は北海道、東北の2地域。南関東が横ばいだった。

 規模別では、大企業、中小企業、小規模企業が6カ月ぶりにそろって悪化した。

 景況感に関する企業の主な声は次の通り。

ペイウォール会員向け記事です。

 
新聞ご購読のお申し込み

注目のコンテンツ

Visit Us On FacebookVisit Us On TwitterVisit Us On YoutubeVisit Us On Instagram

第36回「にっぽんの温泉100選」発表!(2022年12月19日号発表)

  • 1位草津、2位下呂、3位道後

2022年度「5つ星の宿」発表!(2022年12月19日号発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」は?

第36回「にっぽんの温泉100選・選んだ理由別ベスト100」(2023年1月1日号発表)

  • 「雰囲気」「見所・レジャー&体験」「泉質」「郷土料理・ご当地グルメ」の各カテゴリ別ランキング・ベスト100を発表!

2022年度「投票した理由別・旅館ホテル100選」(2023年1月16日号発表)

  • 「料理」「接客」「温泉・浴場」「施設」「雰囲気」のベスト100軒