旅館・ホテルの景気DI 悪化も最下位免れる

  • 2022年11月5日

 帝国データバンクが全国の企業に行っている景気動向調査の9月分で、旅館・ホテルの景気DI(0~100、50が判断の分かれ目)は前月比0.6ポイント減の37.4。2カ月ぶりに悪化も、全51業種中でワースト15位と、5カ月連続で最下位を免れた。「アフターコロナのリベンジ消費や国の観光施策の恩恵が見込まれる」など、明るい見通しを述べるコメントも見られた。

 全業種計は前月比0.5ポイント増の41.9と、2カ月連続で改善。「国内景気は、一部で(10月以降の値上げを前に)駆け込み需要も発生するなど、小幅ながら上向いた」(同社)。

 DIを10の業界別に見ると、旅館・ホテルを含めたサービスなど8業界が改善。農・林・水産、その他の2業界が悪化した。

 サービスは0.9ポイント増の46.3と、2カ月連続で改善。娯楽サービス(2.1ポイント増の42.2)、飲食店(3.7ポイント増の31.8)など、個人向けサービス業の景況感が回復した。

 小売(0.4ポイント増の36.7)も2カ月連続で改善。10月以降の値上げを前にして、酒小売など一部で駆け込み需要の影響が見られた。

 10の地域別では北関東を除く9地域で改善した。「観光地域での消費関連や公共工事の受注、DXなどソフト関連が押し上げた」(同)。

 景況感に関する企業の主な声は次の通り。

 「最悪期(2020年)との比較になるが、動員が戻ってきている」(現在、良い、遊園地)。

 「オータムフェストの開催が実現。新型コロナウイルス前、200万人超えの入込客があり、さっぽろ雪まつりに次ぐ経済効果のイベントが復活する」(現在、良、中華・東洋料理店)。

 「法人・団体の動きは鈍いが、個人の顧客は回復」(現在、良、旅行代理店)。

 「新型コロナウイルス対策の緩和やオミクロン対応ワクチン、人数制限の緩和による海外旅行者増加で、国内団体旅行への期待感がある」(現在、良、一般貸し切り旅客自動車運送)。

 「お盆の時期は市内で多くの観光客が見られたが、以降は平日を中心に弱い状況が続いている」(現在、悪、旅館)。

 「アフターコロナのリベンジ消費や国の観光施策の恩恵が見込まれる」(先行き、良、旅館)。

 「全国旅行支援が始まると団体旅行も動いてくる」(先行き、良、旅行代理店)。

 「今後のインバウンドの規制緩和に期待感が持てる」(先行き、良、中華・東洋料理店)。

 「インフレや燃料高騰の影響でコスト高は続くものの、観光関係の利用者が増えると見込む」(先行き、良、一般乗用旅客自動車運送)。

 「団体客が動かないと良くはならない」(先行き、悪、一般旅行)。

 
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