
帝国データバンクが5日に公表した今年8月の景気動向調査で、旅館・ホテルの景気DI(0~100、50が判断の分かれ目)は前月比7.7ポイント増の38.0だった。2カ月ぶりに改善するとともに、4カ月連続で全51業種中の最下位を免れた。「県や市の補助のおかげで集客が増え、現状では売り上げが前年比で180%となっている」などの声が上がった。
全業種計は前月比0.1ポイント増の41.4と、2カ月ぶりに改善した。
10の業界別では、旅館・ホテルを含めたサービスなど5業界が改善。運輸・倉庫など5業界が悪化した。
サービスは1.0ポイント増の45.4と、2カ月ぶりに改善した。DXやインボイス制度への対応が追い風となっている情報サービスなど、15業種中8業種で改善。飲食店は5.9ポイント減の28.1と悪化した。
運輸・倉庫は0.5ポイント減の37.3と、2カ月ぶりに悪化。「最近の感染急拡大を受けて観光旅行に出掛ける団体が激減していると感じる」(旅行代理店)と、観光関連で厳しい水準での推移が続いた。
景況感に関する企業の主な回答は次の通り。
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