鉄道旅客協会によると加盟旅行業12社の今年10月の総取扱額は、3308億7776万円で、前年同月比4.4%減となった。会社別では、総取扱額が前年実績を超えたのは東武トラベル(同15.0%増)のみだった。
国内旅行は前年同月比0.6%増の2141億4226万円だった。前年比増はジェイティービー(同2.2%増)、日本旅行(同1.7%増)、東武トラベル(同16.4%増)の3社。日本通運(同34.7%減)、西鉄旅行(同12.6%減)は大きく割り込んだ。
海外旅行は前年同月比12.4%減の1079億8820万円。東武トラベルが2ケタ伸ばした一方で8社が2ケタ減となった。
外国人旅行は、同19.0%減の70億4762万円。日本旅行(同18.3%増)、トップツアー(同32.3%増)、京王観光(同122.1%増)が好調。
この結果、今年4月からの累計は総取扱額が前年同期比4.2%減の2兆1562億6351万円となった。10月までの累計額が前年実績を上回っている会社はなく、軒並み苦戦。国内旅行は同2.9%減の1兆3154億9076万円、海外旅行は同7.1%減の7892億8887万円、外国人旅行は同7.9%増の388億7494万円。