旅行で「価格」「内容」のどちらを重視するのかを聞いたアンケートをJTBが実施したところ、「価格」が43%、「内容」が57%と、内容を重視する人の方が多かった。20代、30代は「価格重視派」が勝っているが、40代以上になると「内容重視派」が半数を超える。
内容重視派は、20代以下で44%、30代でも48%と半数に満たないが、40代で56%と逆転、50代で63%、60代以上では65%とおよそ3人に2人の割合を占める。年代が上がるにつれて割合が高くなる傾向にあった。
旅行形態別での内容重視派は、「カップル・夫婦旅行」が62%と最も高く、「記念日旅行はせっかくの機会なので価格は惜しみたくない」などの声が上がる。「友人との旅行」は57%、「家族旅行」は56%。一方、「ひとり旅」は42%で、価格重視派が58%と勝った。「旅の目的を達成させることが優先で、旅行手段の快適性や利便性はあまり考えない」といった回答があった。
内容重視派がこだわる点はというと、「宿泊施設」46%、「観光個所」23%、「食事」16%、「宿泊地」9%が上位。「日常から解放されて日ごろの疲れを癒す、また、心地よく過ごせる場所を求めて、宿泊施設にかける期待は高い」とJTBでは見ている。