日本観光協会は5月29〜31日に開く日本観光博覧祭「旅フェア」の出展者に向けた説明会を17日、当日の会場となるパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開いた。横浜は今年開港150周年に当たり関連イベントも数多く実施。集客での相乗効果も期待できるという。吉田正嗣・日観協理事長も「全国から注目が集まるので、ぜひ旅の魅力を発信してほしい」と旅フェア出展の効果を強調した。
また、吉田理事長は「国内観光の状況は厳しいが、旅フェアを開くことで状況が回復し国内観光の上昇の転換点になるようにしたい」と述べた。旅フェアの成功へ意欲を見せた。
旅フェアは今年で15回目を迎える。主催は日本観光協会(中村徹会長)、後援は国土交通省、総務省など。開催のテーマは「日本の笑顔」で、「情報発信だけでなく出展者と来場者との触れ合いや交流が、開催のもう1つの意義でもある」(江田猛・旅フェア副事務局長)ことから設定した。交流から生まれる感動と笑顔に満ちた日本の姿を発信するという。
来場目標人数は12万人。ターゲットは首都圏を対象にした一般消費者や、観光関係者ら。
今年の旅フェアでは、旅館・ホテルなどの出展者が宿泊券や施設入場券の予約販売をできるようにした。国内旅行の活性化につながるとして主催者の日観協が企画した。