JTBの観光系専門学校、JTBトラベル&ホテルカレッジ(東京都豊島区、山村晋一校長)は1日、新資格「旅のユニバーサルデザインアドバイザー」の試験に学生125人が挑戦し、116人が合格したと発表した。合格率は92.8%だった。
同資格は一般社団法人ケアフィット推進機構が2020年秋に開始。高齢者や障害のある人にスポットを当てて、その人たちが持つ特性と交通や宿泊などのサービスのユニバーサルデザインについて学ぶもの。座学と介助技術の実技講習、修了検定筆記試験で合格者を決める。
同カレッジでは同資格を国際観光ビジネス科1年生後期の必修科目として採用し、1月末に同機構が実施した試験に臨んだ。試験は新型コロナ感染拡大防止の観点から1教室10人に限定。1月23日と30日の2日間に分けて実施された。実技講習では、白内障体験、車いす操作、簡単な手話、視覚障害がある人への介助技術などを学んだ。
一般向け試験は1月24日に実施され、旅行会社社員、空港のグランドスタッフ、航空会社社員、大学で観光を学んでいる学生などが受験した。