新潟県は16日、東京のホテルメトロポリタンエドモントで「うまさぎっしり新潟DCの夕べ」を開いた。10月1日からの新潟デスティネーションキャンペーン(DC)開催を前に、首都圏の旅行会社にDCのメーンテーマ「食」をPRするとともに、期間中の多くの送客を求めた。新潟県の泉田裕彦知事、観光庁の本保芳明長官、首都圏の旅行会社幹部ら、関係者約300人が出席。DC本番に向けた「総決起大会」の様相を呈した集いとなった。
泉田知事は、「DCがいよいよ開幕。県内は盛り上がっている。来て下さる人に満足してもらえると、自信を深めているところだ。大河ドラマ『天地人』の舞台を訪ね、歴史と文化にふれることは味わい深い体験になると思う。皆さまに『やってよかった』と思われるDCになるよう、県としても最大限努力したい」とあいさつ。
新潟県観光協会の高橋正会長は「泉田知事に『観光は大事だ』と大号令をかけてもらい、一大キャンペーンを張っているところだ。旅館組合が考案した温泉スイーツとライスボウルの企画も好評だ。この機会に、多くの人を新潟県に誘ってほしい」とあいさつした。
観光庁の本保長官は「2度の地震からの完全復興は、ご苦労された皆さまの努力の成果だ。10月からのDCも、一過性でない、持続力のある取り組みになるよう、がんばってほしい」と関係者にエールを送った。
乾杯の発声は新潟県旅館組合の野澤幸司理事長が21人の女将とともに行い、「県内700軒の心のこもったおもてなしを約束する」と県内の旅館を代表してあいさつした。
女将とともに乾杯発声する県旅組の野澤理事長