新潟・湯沢温泉旅館組合が豪雪地の観光需要創造へシンポジウム開催


パネルディスカッションが開かれた

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 新潟県の湯沢温泉旅館組合がつくる「ぐるっと雪國!!」広域連携観光シンポジウム実行委員会は2月28日、新潟県湯沢町のNASPAニューオータニで、広域連携観光シンポジウム「なっからいいて、ぐるっと雪國!!」を開いた。新潟・群馬両県にまたがる三国峠周辺の6市町から観光関係者ら約170人が参加。事例発表などを行い、豪雪地域の観光需要創出について意見を交わした。シンポジウムを契機に「雪国」を共通項として地域連携を進め、他地域との差別化を図る。

 冒頭あいさつした実行委員会の橋本富晴副委員長(NASPAニューオータニ支配人)は「シンポを契機に、新潟と群馬の両県にまたがる6つの市町が、『雪国』という共通項のもとに、より分かりやすい情報の提供と利用しやすい観光ルートの整備を実現しよう」と呼びかけた。また新潟県産業労働観光部の宮下好文・観光企画監は「来年にはNHK大河ドラマ『天地人』、トキめき新潟観光デスティネーションキャンペーン、新潟国体があり、今が新潟を売り込む絶好の機会。着地型観光が脚光を浴びる中、地域間競争は激化する一途。各地域が観光資源を磨き上げ、差別化を図ることが重要だ」と広域連携の活性化に期待感を示した。

 パネルディスカッションには、パネリストとして、魚沼市観光協会の桑原幸子事務局長ら5人が参加。このほかアドバイザーとして国土交通省の花角英世・総合政策局観光事業課長、コーディネーターとして、「魚沼へ」編集長の森田洋氏が登壇。パネリスト各氏が実際に取り組む事業事例をもとに観光協会のあり方や事業を進める上での課題点などについて意見を交わした。ディスカッションの最後にパネリストのNPO法人ゆの林敏幸氏から、参加者によるメーリングリスト(ML)の構築が提案され、今後MLを活用した意見交流を進めることが決まった。

 このほか事例発表会では、NPOにいはるこども文化塾代表の持谷靖子氏(群馬県、猿ヶ京ホテル)らが各事業内容について説明を行った。

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