咲花温泉旅館協同組合(新潟県五泉市)は今月から、特産品の里芋とレンコンで作ったコロッケ(写真)を新しい料理メニューとして提供する。「咲花ボール」と命名し、同温泉の新しい名物に育てる。
新メニューは「五泉市の食材を使用した安心、安全、かつ五泉市ならではの料理メニューを提供しよう」と今年1月から、組合加盟7軒で共同開発に取り組んできた。
五泉市産の里芋「帛乙女(きぬおとめ)」とレンコン「五泉美人」を使用。新潟県旅館組合と新潟経済社会リサーチセンターを通じて東京の著名ホテルからアドバイザーを招き、地元農業者の協力も得て、地域一体で進めてきた。
同温泉一水荘の岡崎昭彦専務は「地域の目玉商品を作るとともに、商品開発を通して特産品の消費拡大と農業を含めた地域全体の活性化を図れれば」と話している。