
本選には4人が進出。腕を競った(表彰式)
ホテル森の風鶯宿(岩手県雫石町)などを展開している日本ハウス・ホテル&リゾート(東京都千代田区)は2月20日、栃木県宇都宮市にあるホテル東日本宇都宮で第25回目となる料理コンテストを開催した。グループ施設から35人の応募があり本選には4人が進出。審査員は同社代表取締役の山栄共靖氏と、専務取締役の菅原隆典氏に加え、マスコミ関係者の計4人が務めた。料理コンテストは、日本ハウス・ホテル&リゾートの料理人のレベルアップを図るために毎年、開催されている。
今回の本選進出者は、ホテル東日本宇都宮、ホテル森の風立山(富山県富山市)、ホテル四季の館那須(栃木県那須町)の3施設の中から4人が選ばれ、中華、和食、洋食、デザートをテーマに出品した。今まではSDGsや、ベジタリアン対応などテーマを決めて開催していたが、今回はテーマを決めずに、料理原価600円以内のみをエントリーの条件とし、料理人の自由な発想を求めた。
採点方法は、「味」「見た目」「独創性」などの各項目を審査員が5点満点で評価。最優秀賞には、ホテル森の風立山で料理の腕を振るう藤原蓮氏が提供した和食の「ガトー仕立ての創作ちらし寿司(すし) 雪どけスープを添えて」が選ばれた。藤原氏は、「女性目線を意識して創作した。ケーキに見立て丸い型に重ねて盛り付けるガトー仕立て料理を海鮮ちらし寿司として表現した」などと述べた。
審査員からは、「料理に対する自由な発想や、素材の組み合わせ、使い方に感心した」「提供された料理はすべて出来が良く評価が難しかった」「次回の第26回目の最優秀賞を目指してさらに精進してほしい」などの意見が寄せられた。
本選には4人が進出。腕を競った(表彰式)
最優秀賞の料理