
文化庁は9日、「観光再開・拡大に向けた文化観光コンテンツの充実事業」の報告会をオンラインで開いた=写真。同事業に採択された22件のうち、2件の取り組みを担当者らが報告。文化資源を活用した地域ならではの観光コンテンツを造成し、集客に実績を上げている事例が示された。
くまもとDMC(熊本市)が推進する「熊本城を中心とする細川家関連遺産群を活用した『シン・熊本』観光コンテンツ造成事業」は、震災から復旧途上にある熊本城について、専門家の解説や、石垣の復旧作業に携わる石工の苦労話を直接聞くもの。「『特別感を感じられた』『めったに見られないものを見せていただいた』とお客さまから感謝の声を頂いた。自治体も『復旧作業を広く知ってもらう取り組み』と評価している」とDMC担当者。
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