総務省の家計調査報告によると、2020年1年間の消費支出は1世帯(2人以上の世帯)当たり1カ月平均で前年比5.3%減の27万7926円だった。10の費目別では教養娯楽が18.1%減の2万4987円。支出全体とともに2年ぶりに減少した。
費目別で支出が増加したのは光熱・水道(1.9%増、2万1836円)、家具・家事用品(6.1%増、1万2708円)、保健医療(1.7%増、1万4296円)の3費目。
ほかの食料、住居、被服および履物、交通・通信、教育、その他の消費支出は減少した。
被服および履物が19.8%減(9175円)と最も大きく減少。教養娯楽は2番目に減少率が大きかった。交通・通信は8.6%減の3万9972円と4年ぶりに減少した。
12月単月の消費支出は、1世帯(2人以上の世帯)当たり前年同月比0.6%減の31万5007円と、3カ月ぶりに減少した。費目別では教養娯楽が11.4%減の3万34円と2カ月連続で減少。交通・通信は9.0%減の3万8408円と、2カ月ぶりに減少した。