
講演する岩崎氏
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)のポストコロナ調査研究委員会(大木正治委員長)は9日、東京の全国旅館会館で今年度第6回委員会を開いた。著書「理不尽~観光を殺すのは誰か」を執筆した岩崎産業(鹿児島県=いわさきグループ)社長の岩崎芳太郎氏を講師に招き、同氏のコロナ禍に対する国の政策への思いと旅館など観光団体への提言を聞いた。
岩崎氏は「われわれ地方都市の観光、交通、飲食産業は、観光客、出張者など、地元客プラスアルファがいて初めて成り立つ」とした上で、国による人流抑制で壊滅的な打撃を受けた業界の状況を指摘。
Go Toトラベルなどの観光需要喚起策が行われたが、過去のコロナ禍の損失を補てんするには支援金の直接給付や税の負担減が必要と主張した。
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