政府は7日、内閣府の外局としてカジノ管理委員会を設置した。IR(統合型リゾート)整備法に基づいてカジノ事業者の免許審査、カジノ事業の規制や監督、ギャンブル依存対策などを担う。
カジノ管理委員会について菅義偉官房長官は、7日の記者会見で「厳格なカジノ規制の実施、カジノ事業の健全な運営の確保を担う。しっかりと使命を果たしてほしい」と述べた。IR参入を巡る汚職事件が捜査される中、IR整備の推進については、「できるだけ早期にIRの整備による効果が実現できるようしっかり準備を進める」との考えを示した。
IR整備で政府は、1月中に基本方針を決定する予定。IR誘致を目指す自治体は、基本方針に即して実施方針を策定し、IR事業者と共に区域整備計画を作成して国に申請。申請期間の案は2021年1~7月。国は区域整備計画を審査し、最大3カ所のIR区域を認定する。開業時期は20年代半ば以降と見込まれている。