山形県天童市の「天童冬の陣『織田藩将軍家献上・寒中挽(ひ)き抜きそばまつり』」が1月15日、同市で開かれた。1200円の前売り券を求めた県内外のそばファンら約800人が集まり、新そばの打ちたての香味を楽しんだ。
そばまつりは、織田信長の子孫に当たる天童織田藩11代藩主の織田信学(のぶみち)が江戸末期にそばを将軍家に献上したことが「大城武鑑時献上記」に残されており、その文献に基づき再現されたもので、今年で16回目。
主催は天童商工会議所観光部会(森谷智昭部会長)と天童市麺類食堂組合(矢萩長兵衛組合長)。
挽き抜きそばは、秋にそばを収穫後、冬まで寝かし、石臼で玄そばのまま挽き、殻を取り除き仕上げたもの。新そばは「将軍家献上そばの里」の旗を掲げる加盟店で2月28日まで提供する。
そばまつりであいさつする森谷智昭・商工会議所観光部会長