愛知県と名古屋市は2年前から連携して行ってきた旅行会社向けの観光PRを拡大し、消費者向けのプロモーション活動をスタートさせた。同県は信長、秀吉、家康を始め、多くの戦国武将を輩出していることから「武将のふるさと愛知」として、武将観光を観光施策の柱の一つとして推進。4日には東京タワーで名古屋おもてなし武将隊やあいち戦国姫隊によるイベントを行った。
11月30日には名古屋市の大高緑地で、日本全国の武将隊を集めて「あいち合戦ワールド」を開催する。武将隊のライブや演舞、火縄銃の実演のほか、タレントのスギちゃんや歴史作家の安部龍太郎氏、名古屋おもてなし武将隊の徳川家康氏によるスペシャルトークイベントなどを行う。また大村秀章知事、河村たかし名古屋市長のあいさつも予定されている。
8月27日にイベントのPRに東京都台東区の観光経済新聞社を訪れたあいち戦国姫隊は「愛知は戦国時代の人が歩いた跡地を実際に歩いて歴史を感じられる場所」「愛知は神社仏閣が日本一多い場所。紅葉の季節は古刹、名刹と紅葉を楽しんでほしい」と愛知観光の魅力をアピールした。
愛知県観光コンベンション課の村上千英さんは「武将隊や姫隊にも力を入れており、『武将観光』を楽しんでもらえるイベント、あいち合戦ワールドを初めて開催する。また、武将観光に留まらず、県内各地の観光情報の発信を強化していく」と今後の展開について説明した。
あいち戦国姫隊と村上さん(右から2番目)