愛媛県旅館ホテル生活衛生同業組合(大木正治理事長)は6日、同県松山市道後温泉の「花ゆづき」で組合員旅館・ホテル対象の新型コロナ対策研修会を開いた。愛媛大学医学部の専門家らがウイルス対策を解説。組合が独自に作成した「えひめ版新型コロナウイルス感染症対応マニュアル」の第1版も解説し、組合挙げて「安心安全な宿づくり」に努める姿勢を確認した。
マニュアルは「正しく理解し、正しく恐れ、正しく行動する~ウイルスの持ち込みをブロックし、感染拡大を防止する」をスローガンに、「衛生管理」「3密回避」「見える化」を対応の三本柱としたもの。ウイルスを館内に入れない取り組みを最優先し、従業員の定期的な体温測定、宿泊客や納入業者も含めたマスク着用の周知徹底、定期的な換気の実施、徹底的な清掃消毒などに取り組む。顧客の送迎時、受け入れ時、退館時など、シーンごとの具体的注意事項も示している。
組合はこれら取り組みを広く知ってもらうための動画も作成し、動画投稿サイトにアップする。
愛媛県旅組の大木理事長(左)と愛媛大の山下政克医学部長