今後の連携も確認
群馬県草津町の黒岩信忠町長は7日、大分県別府市の長野恭紘市長を表敬訪問し、昨年1月に草津白根山の本白根山が噴火した後、別府市が新聞広告などで展開した応援キャンペーンに対して感謝の意を伝えた。
一行は黒岩町長のほか、黒岩卓議長、中沢広夫副議長、福田隆次副町長ら総勢16人。草津町議会議員の視察研修の際に市役所に立ち寄ったもので、今後も観光や防災面などで連携していくことを確認した。
別府市は16年4月の熊本・大分地震で大きな被害が出て、全国から復興支援を受けた。その返礼に別府の温泉を全国に届ける「別府温泉の恩返し」を実施。群馬では空になったトラックに草津の好意で温泉11トンをもらい、市民に提供した経緯がある。
噴火による風評被害で草津温泉の客足が減っていることを知り、恩返しとばかり、「今は、別府に行くより、草津行こうぜ。」と呼び掛ける新聞広告を出して草津町を応援、全国的に話題となった。
応援広告を手にする黒岩町長(前列左から4人目)と長野市長(同5人目)=別府市役所で