徴収・分配、過去最高の実績額 JASRAC、制限緩和が追い風に

  • 2023年6月5日

JASRAC賞の受賞者ら(贈呈式)

 日本音楽著作権協会(JASRAC)は5月24日、2022年度の事業報告と23年のJASRAC賞を発表した。徴収・分配額は昨年に続きインタラクティブ配信が好調だったほか、新型コロナウイルスによる各種行動制限の緩和が追い風となり、これまでの過去最高の実績額となった。

 徴収額は、「演奏等」が前年度に比べ29・1%増の208億5千万円だった。コンサートなどの入場定員制限の緩和に加え、大規模コンサートの開催件数の増加なども寄与した。

 飲食店の通信カラオケも、飲食店営業に対する各種制限の緩和に伴い、端末の稼働台数が増加。21年度実績を大きく上回る58億6千万円の徴収があった。

 分配額の増加も徴収額と同様、演奏等に加え、カラオケ分野の復調が寄与した。インタラクティブ配信も好調を持続。その年間の分配額は初めて400億円を超えた。

 併せて発表された2023年JASRAC賞の金賞は、優里さん作詞、作曲の「ドライフラワー」が選出された。

 JASRAC賞は、音楽配信、カラオケ、CMでの利用など、前年度にJASRACから著作物使用料の分配額が多かった作品の作詞者、作曲者、音楽出版社の功績と栄誉を称え表彰するもので、今回が41回目。

 銀賞は「夜に駆ける」、銅賞は「残響散歌」、国際賞は「NARUTO―ナルト―疾風伝BGM」、外国作品賞は「Butter」が、それぞれ受賞した。


JASRAC賞の受賞者ら(贈呈式)

 
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