
人吉温泉女将の会「さくら会」(熊本県人吉市、有村政代会長)はこのほど、大阪府堺市で開催された人吉市の応援プロジェクトに参加。「人吉温泉の今~令和2年7月豪雨からの復興」と題して、被災当時の様子や復興に向けた取り組みを語った=写真。
令和2年7月豪雨で甚大な被害に遭った人吉市を応援する「堺から人吉へ 晶子桜がつなぐ絆」プロジェクトの一環で、会場となった同市の観光施設「さかい利晶の杜」、与謝野晶子倶楽部、堺市が主催。
人吉は堺市で生まれた歌人、与謝野晶子と寛夫妻が「球磨川くだり」を楽しんだ地。さくら会と、堺市を拠点に活動する与謝野晶子倶楽部との交流も続いている。
プロジェクトでは、パネル展、人吉物産展、企画展などを昨年11月20日から今年1月23日まで同市で開催。
パネル展では豪雨による人吉の被災状況や復興の現状、さくら会の活動を紹介。企画展では晶子夫妻が旅した足跡のパノラマ地図とともに、訪問地で夫妻が詠んだ詩歌を紹介した。2月には堺ブランド桜「与謝野晶子桜」の植樹がJR人吉駅前広場で行われる。