帝国データバンクが7月に行った人手不足に関する企業調査によると、従業員を過剰とする業種は正社員、非正社員とも旅館・ホテルが51業種中の1位となった。新型コロナウイルスの感染拡大で、今までの人手不足の状況が一変している。
人手を過剰とする旅館・ホテルの割合は、正社員で57.6%、非正社員で51.6%と、ともに半数以上を占めた。前年同月調査では、正社員で4.2%、非正社員で4.3%と、ともに1割に満たなかった。
一方、人手を不足とする旅館・ホテルの割合は、正社員で18.2%、非正社員で16.1%。今年1月調査では、正社員、非正社員とも6割以上が不足と回答していたが、2月から大幅に下降している。
正社員を過剰とする業種の上位は、1位旅館・ホテル、2位輸送用機械・器具製造、3位出版・印刷。非正社員は、1位旅館・ホテル、2位輸送用機械・器具製造、3位飲食店。