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観光庁は10月14日、宿泊施設、飲食店、観光案内所を対象とした「観光施設における心のバリアフリー認定制度」に関して、観光関係者を対象とした事例紹介、研修のための新たな動画2本をユーチューブで公開した。研修用動画では、テレビ番組などで活躍するグルメリポーターの彦摩呂さんが飲食店で聴覚障害を疑似体験する様子が収録されている。また、観光庁は同日、新たに宿泊施設など40施設を追加認定したと発表した。
認定制度は、バリアフリーに関するソフト面の対応や情報発信に積極的に取り組んでいる宿泊施設、飲食店、観光案内所を認定する取り組み。障害者や高齢者の旅行への障壁を取り除くには、ハード整備に加えて、ソフト的な対応が不可欠とされ、2021年9月に第1弾の認定が行われた。これまでに415施設が認定されている。
今回公開されたのは、「彦摩呂が体験する『音のない外食』と心のバリアフリー」と題する研修用動画。彦摩呂さんがヘッドホンや筆談などを使って聴覚障害を疑似体験しながら外食を楽しもうとする様子を通じて、聴覚障害者が飲食店で困ることや対応のアイデアを学ぶ。
もう1本は「認定施設による取組紹介」と題した事例紹介の動画で、観光案内所、宿泊施設、飲食店それぞれの具体的なバリアフリーの取り組みが収録されている。
観光庁は、心のバリアフリー認定制度に関する動画を12本制作し、ユーチューブで公開している。このうち4本は研修用動画で、認定を目指す施設がスタッフの研修に活用すると、認定基準の「バリアフリーに関する教育訓練」のクリアにつながる。
観光庁が随時、認定申請を受け付けており、一定の基準を満たすと、認定マークの使用が認められる。申請書に記入し、認定基準を満たすことが分かる書類や写真などの資料を添えて郵送やメールで提出する。
観光庁が14日に発表した新たな認定施設は次の通り。
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