広島県は14日、県の観光PRコピーを「おしい!広島県」から「泣ける!広島県」に変更すると発表した。“自虐路線”のPRから一転し、感動の涙が流れるほど魅力的な瀬戸内の情景やグルメなどを直球勝負で売り込む。新キャッチコピーを使ったキャンペーン第1弾として「泣ける旅」を紹介した女性向けガイドブックを発表した。
新プロモーション発表会であいさつした湯郫英彦知事は「2012年にスタートした『おしい!』は全国的に注目を集め、2年連続で過去最高の観光客数を記録し、13年は初めて6千万人を突破した。この勢いを維持したい」と報告。
県は観光地としての認知の高まりを受け、実際に誘客につなげる新たな施策として、究極のガイドブックを作成した。表紙と巻頭特集は広島県出身の人気アーティストPerfume(パフューム)が飾り、若い女性層をターゲットにした「女子旅」をアピール。
126ページのガイドブックは首都圏を中心に5万部を無料配布する。
新プロモーションの発表会には広島県出身のお笑い芸人アンガールズと、上島竜兵さんの「泣き芸」で知られるお笑いトリオのダチョウ倶楽部が登場。広島名産のお好み焼きを食べた上島さんが「リアクションができないくらい、うまくて泣ける」とおいしさを伝えた。