
撮影に応じる湯崎知事と中尾氏
初開催 20施設で作品を展示
広島県で2020年9月から、大規模な現代アートの展覧会「ひろしまトリエンナーレ2020inBINGO」が開催される。9日には東京・銀座のひろしまブランドショップTAUで第1次企画発表会を開き、トリエンナーレのテーマやコンセプトなどを明らかにした。
県内でトリエンナーレが開かれるのは初めて。テーマは「Beyond」とした。会場は県東部の備後地域にあたる三原市、尾道市、福山市の中心部と百島・小佐木島で、約20施設で作品が展示される。期間は9月12日から11月15日までの計65日間。
会場は、かつて映画館としてにぎわっていた三原市の「CINE PATIO」、1938年に建てられた尾道市の「旧三井住友銀行尾道支店」など、地域の歴史を色濃く残している場所を選んでいる。
日本人作家の作品を多く展示し、「国内のみならず、海外からの来場者に日本の作品の魅力を発信する」という。また、瀬戸内の食や広島の酒、自然豊かな風景などの魅力にも触れてもらえるようさまざまな企画を実施する予定だ。
実行委員会会長を務める湯崎英彦知事は、瀬戸内エリアで香川県の瀬戸内国際芸術祭や岡山芸術交流などが開催されていることを踏まえ、「エリアが現代アートの聖地として国内外に広く認知され、『日本の現代アートの地といえば瀬戸内エリア』といわれるよう、継続的に取り組んでいく」と抱負を述べた。
総合ディレクターの中尾浩治氏は、「(3会場で開かれることで)変化に富んだ回遊性のある芸術祭になる。まち並みや山、海を楽しみながら歩いて会場に行ける」と述べ、周遊観光にも適していると指摘した。
20年10~12月には大型観光企画「せとうち広島デスティネーションキャンペーン(DC)」も実施され、国内外からの旅行者の来訪、周遊促進による地域経済の活性化が期待されている。
撮影に応じる湯崎知事と中尾氏