
平城遷都1300年祭の公式テーマソングは谷村新司さん(中央)作詞・作曲の「ムジカ」。 せんとくん(左)や荒井正吾知事(右)とともに披露した。
平城遷都1300年祭の公式テーマソングを音楽家の谷村新司さんが作詞、作曲した。曲名は「ムジカ」。
谷村さんは26日、東京・日本橋の奈良県アンテナショップ「まほろば館」などで開いた「平城遷都1300年祭250日前マンスリーイベント」に荒井正吾・奈良県知事、せんとくんと共に出席し、同テーマソングを披露した。
ムジカとはラテン語で音楽のこと。演奏には、中国の弦楽器「二胡」、韓国の太鼓「チャングー」モンゴルの弦楽器「馬頭琴」、インドネシアの打楽器「チェンチェン」といったアジア諸国の様々な伝統楽器も使用。谷村さんは、「奈良(平城京)はいろいろな国の文化が入り交じって開けた都。各国の楽器を使い、音楽によって橋を架けることで、国境を超えて人々の心をつなぐことができれば」と曲に込めた思いを語った。
荒井知事は「谷村さんの曲はいつも静かな優しい気持ちにさせてくれる。ムジカを聴くと、遠くはるか昔にたどり着ける感じがする」と作品の感想を述べた。 谷村さんの父親が奈良県の出身という縁で、昨年12月に公式テーマソングの制作が決まった。

平城遷都1300年祭の公式テーマソングは谷村新司さん(中央)作詞・作曲の「ムジカ」。
せんとくん(左)や荒井正吾知事(右)とともに披露した。