帝国ホテル(東京都千代田区)は、3月25日に取締役会を開き、帝国ホテル東京(同)の本館やタワー館などの建て替え工事を実施すると発表した。総事業費規模は2千億円から2500億円を見込み、三井不動産(同中央区)と共同で進める。
同館は日本の迎賓館の役割を担い1890年に開業し、2020年11月3日で開業130年を迎えた。本館の建物は竣工から50年、タワー館は竣工から38年が経過していた。建て替え実施時期は新本館が31年から36年、新タワー館が24年から30年を予定し、工事を段階的に行うことで営業は継続する。「建て替え後の新しいホテルにおいても日本の迎賓館としての役割を果たし、SDGs達成への貢献などの社会的責任に基づいた経営を実践し続け、メイド・イン・ジャパンのホテルとして日本のもてなしを体現していきたい」と同館。