
共同宣言を行った4市の代表者
川崎産業観光振興協議会は2月23日、神奈川県川崎市内で「川崎産業観光シンポジウム〜全国工場夜景サミット」を開いた。川崎市を含む先進4市が取り組みについて意見を交わしたほか、共同宣言を行い、工場夜景観光の振興のために連携を図っていくことを確認した。
川崎市のほか、工場夜景観光に取り組む北海道室蘭市、三重県四日市市、福岡県北九州市が参加し、各地域の取り組みの経緯や観光資源としての整備状況などを報告。「若い世代や女性の参加が目立ち、決してマニアだけのものではないとの実感を得た」(四日市市)、「外国人観光客の取り込みにつなげたい」(川崎市)などの意見が挙がった。
シンポジウムでは4市の代表者が登壇して「四大工場夜景エリア共同宣言」を発表。工場夜景の魅力訴求や情報発信などによる普及のほか、工場夜景観光の推進などを互いに連携して進めることを宣言。このほか一般参加者を交えてのパネルディスカッションや工場夜景のバスツアーなどを行った。
主催者である川崎産業観光振興協議会の羽田耕治会長(横浜商科大商学部教授)は、「シンポを契機に工場夜景観光の振興のために協力し合いたい。またがんばって取り組んでいる他の地域とも連携を進めたい」と意欲を語った。

共同宣言を行った4市の代表者