山口県東部の官民などがつくる「岩国錦帯橋空港利用促進協議会」は26、27の両日、東京都の羽田空港第2ターミナルで、岩国錦帯橋空港の開港と3月から始まった「おいでませ山口イヤー観光交流キャンペーン」をPRするイベントを開いた。初日のオープニングイベントには同協議会会長の福田良彦岩国市長らが出席し、同空港の利便性の高さや周辺エリアの見どころなどを紹介した。
岩国錦帯橋空港は、米軍岩国飛行場の共用利用により2012年度下期に開港予定の空港。山口県内では同県西部の山口宇部空港に続く2番目の空港で、利用見込み客数は年間35万人。現在、ANAが羽田〜岩国便を1日4往復運航することを表明している。
同イベントは、多くの利用が期待できる首都圏エリアでの岩国錦帯橋空港の認知度向上を主な目的に実施した。福田会長と井原健太郎同協議会理事(柳井市長)のほか、ミス岩国や山口県の観光宣伝キャラクター「ちょるる」らが参加。オープニングセレモニーとして紙飛行機を飛ばすパフォーマンスを披露した後、トークショーや特産品を贈るじゃんけん大会などを行った。
トークショーに参加した福田会長は「岩国には世界唯一の木造アーチ橋『錦帯橋』や豊かな自然もある。産業観光で注目の周南コンビナートや広島・宮島にも近いので、飛行機でぜひ来てほしい」と利用をアピール。井原理事も「金魚ちょうちん」や「いちご焼きそば」といった柳井市の名物などを紹介し、利用を呼びかけた。
開港PRイベントで紙飛行機を飛ばす福田・岩国市長(左から2人目)、井原・柳井市長(同4人目)